済Watson連携の設定方法

8.チャットボット+の設定をする

最後に、チャットボット+の設定と動作確認を行います。 以下の手順では、お客様の発言が「こんにちは」ではない時に、お客様の入力した文章を解析し、適切な回答をナレッジベースから呼び出すための設定を行います。  

チャットボット+の設定

(1) 管理画面右上の設定ボタンをクリックします。


(2) 画面左「チャット」>「機能」>「チャットボット+」をクリックします。


(3)「パーツ追加」をクリックします。


(4)「パーツ名」「概要」欄に、任意の文字列を入力します。ここでは仮に、「Watson test」「Watson連携テスト」とします。
※画面右上のIDの欄は空欄で構いません。チャットボットプラス作成時に自動でIDが割り振られます。


(5)「ルールを追加」ボタンをクリックします。


(6) 表示ルールのプルダウンから、「お客様の発言不一致」をクリックして選択します。


(7) アクションのプルダウンから、「Watsonと連携」をクリックして選択します。
※「7.フリーワードを設定し、Watsonを学習させる」で行ったWatsonの学習が完了していない場合、この項目は表示されません。


(8)「Watsonと連携」のオプションを設定します。以下の項目が設定できます。

「候補を選択肢として発言する」 ・「候補を選択肢として発言する」にチェックを入れると、「6.ナレッジベースを登録する」で設定したQuestionを選択肢として表示します。
・「選択肢前書き」にテキストを入力すると、選択肢の前書き文を指定できます。
・「類似率□以上ならその解答のみ発言」に0~1の数値を入れると、Watson側で持つ類似率が入力値以上の場合、ナレッジベースのQuestionではなく、Answerが回答文として表示されます。
・「類似率□以上のクラス名を選択肢発言」に0~1の数値を入れると、Watson側で持つ類似率が入力値以上の場合、選択肢として表示するナレッジベースのQuestionの類似率を指定できます。
・「類似率□件まで発言」に数値を入れると、選択肢として表示するナレッジベースのQuestionの上限数を設定できます。
「エラーメッセージを発言する」
・「エラーメッセージを発言する」にチェックを入れると、以下のエラーメッセージの設定ができます。
・「分類器準備中」:Watsonの最初の学習時など、分類器が準備されていないとき。
・「接続エラー」:Watsonと接続ができないとき。
・「クラス推定失敗」:前頁のオプションで指定した類似率に満たなかった時。

(9)「更新」ボタンをクリックします。


(10) チャットボットプラスの起動パーツ一覧画面が表示されるので、設定したパーツが追加されていること、「ON」になっていることを確認します。

登録はこれで完了です。以降の手順では、動作の確認を行います。

動作確認

(1) 管理画面右上の設定ボタンをクリックします。


(2) 画面左「デモページ」をクリックします。


(3) どちらかお好きなサイトを選択します。ここでは「コーポレートサイト」を選択します。


(4)「アイキャッチャー」をクリックし、チャットウィンドウを拡大します。


(5)「チャットを開始する」をクリックし、チャットを開始します。


(6)「こんにちは」以外のメッセージを入力し、「送信」ボタンをクリックします。ここでは「問い合わせ可能な時間を教えてください」と入力します。


(7) Watsonが入力されたメッセージを解析し、ナレッジベースから最適な回答を導きました。